こんなことありませんか?

世界の貧困はどんどん深刻になっていく。
世界人口はこれからもどんどん増えて行ったら・・・
私たちの生きてる世界では、知らないうちに問題はどんどん深刻になっていってるんだろう。
本記事の内容
参考書籍:ファクトフルネス
ハンス・ロスリング(著)
出版社:日経BP
昔学校で習ったこと、メディアが伝える世界の深刻な問題は、実は誤った認識のまま、私たちは生きているという真実を解説。正しいデータを見ることで、正しく世界をみよう。
私たちは、誰かに切り取られた情報で生きている。

営業をしていたころ、よく企画書を作成し、クライアントに提案をしてた。例えば、インバウンドの提案を行っていた頃であれば、東北地方に来ている外国人は全体のたった2%だった(2019年時点) その中で、台湾人の割合が・・・台湾人の傾向としては・・・周遊ルートとしては・・・・とあらゆるデータを引っ張りだし、企画書にまとめて「誘客しましょう」と締めくくった提案をしていた。
外国人が訪れるか否か、これはやってみないとわからない。来てもらうための仕組みづくりを行い、世に仕掛けたが当たるか外れるか、今は分からないので、プレゼン時には「この企画で外国人は来ます」と自信を持って提案をすることだけは行っていた。「確実ではないことに自信を持つ」には、データを味方に、やっていることを私が信じることから始めるしかなかった。
そんな経験は、営業経験者ならよくあることだろうし、他の業種の方も誰かに納得してもらうために、気持ちだけではなく、根拠をもって説得するのではないだろうか。
そんなことを思い出している内に、この本にあった「情報・データの受け止め方」はとても刺激になった。まず、最初に自分は世界がおかれている状況を見誤っているのではないかと衝撃を受けることになる・・・
例えば、以下の2門の答えはなんだと思う?
「世界中で極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょうか」
A 約2倍になった
B あまり変わっていない
C 半分になった
「世界中の1歳児で予防接種を受けられている割合はどれくらいでしょうか」
A 20%
B 50%
C 80%
この問題は、一見AかBじゃないかと思った方が多いかもしれません。しかし、答えは「C」!この問題本来3択なので正解率は平均でも約33%のはずなのに、世の中の正解率は約10%と潜在的な情報が支配しているので全体的に正解率が低いそうだ。私もまさか答えが「C」だとは思いませんでした。昔学校で習った情報やメディアの報道で何となくそうなんじゃないかと頭の片隅に残っているのだ。
そんな前提があっての「ファクトフルネス」。ここで紹介されている10のファクトのうち、2つをピックアップして落とし込んでみる。
二極化の考え方はもう古い!
例えば、「先進国と発展途上国」。この言葉だけで二極化した話題はなくなっていくかもしれない。今は、世界は4つに分けられるらしい。富裕レベルを高い順で4~1に人口を振り分けると、一番高いレベル4は10億人、レベル3は20億人、レベル2は30億人、低所得層であるレベル1は10億人(世界の9%)しかいないそうだ。私が新卒で入社した証券会社で習った言葉に「BRICs(ブリックス)」という言葉がある。(※ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)※場合によって複数形の「s」は南アフリカ(South Africa)を指す) 昔は発展途上といわれていた国々だが、著しい経済成長の発展が見込まれる新興国の代表国として作られた造語である。今や中国はGDP世界第二位の大国ですし、時代の流れは世界の生活レベルを上げていたのだ。
世界は破滅に向かっている!
戦争、テロ、環境破壊、貧困問題。最近よく聞く、SDGsへの企業の取り組みもこの問題を見つめるきっかけになっているが、状況の悪化は進行しているから、世界で取り組まなければならない等、うっすらとでも思ってないだろうか。でも、実際はどうか。貧困問題で見てみよう。1800年時点では極度の貧困層は85%だった。しかし、1966年には50%、そして2017年には9%まで減っている。世界の貧困層が10億人いることに対して、この数字だけ切り取ると10億人も貧困で困窮している人がいると悪化しているのでは?と考えたり。。。新生児の死亡率で見てみよう。年間420万人の赤ちゃんが亡くなっている。これはかわいそう!大変だ!と思うか、1950年と比較して1440万人が無くなっていた時代と比べてみて、対策を取って減少傾向にあるんだと現実を客観的に見られるか。
まとめ
私たちの生きてる世界は、昔学校で習ったことをアップデートせず、常に情報はメディアに踊らされている。ファクトフルネスなモノの見方が必要である。その情報は、切り取られた数字ではないか?どの角度からみた事実なのか?それを理解した上で判断をしていくべきだ。そして、世界は破滅に向かっているのではなく、日々改善していっている。この情報ももしかしたら、いい面を切り取っているのかもしれないが、私が大切だと思うのは、その情報の中で「自分は何を信じて、選択し、生きていくのか」ということ。
自分の人生においても、そんな瞬間は大なり小なりあるはず。このブログではキャリアアップをテーマにして必要な知識を武装していっているが、この考え方こそキャリアアップに必要なことだと感じた。
最後に、肝に銘じておきたいこと。
「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」
人生を狂わせないよう、物事を見極める力を養おう。
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